【過去の写真】常滑焼を求めて知多半島へ、そこは誰もが知る窯業の大手企業と、それを生業とする工房が同居する歴史ある街だった。
愛知県と言えば名古屋、そう想像する人が多いのではないだろうか。
人によってはトヨタ自動車の豊田市という人もいるかと思うが、それは置いとこう。
私も名古屋にはなんども遊びにいった事があるのだが、名古屋から出た事が無かった。
名古屋港周辺に遊びに行くことはあったが、それより南は何があるのか知らなかった。
そこで何があるのか調べた。すると
「どっかで聞いた事あるぞ・・・、いや見た記憶が・・・、あ!」
そう、トイレの便器である。
その大手企業の本社が常滑市という所にあると言うのだ。
興味津々で調べを進めていくと、なんと常滑市は知多半島にあり、しかも愛知県を
代表する窯業の街と書かれている、そして焼き物の名前は「常滑焼」。
面白過ぎる、そして好奇心は最高地点に達し、これはもう行くしかない!
いつも何も考えずお世話になっている生活必需品、便器の総本山に乗り込む事にした。
こうして常滑市に乗り込み、街を散策し、資料館のような所にも入り、いくつかの
工房にもお邪魔し、ぶらぶらと窯のある辺りを歩いている時に、ふと煙突が見えて
なんとなく撮った一枚がこの写真である。
なんか、好きな風景だったんだよなぁ、ただそれだけである。
念のために断っておくと、INAXは現在LIXILに社名変更をしており、
なおかつ便器しか作っている訳ではない、窯業の総合商社的な企業である。
便器にだけフォーカスしてしまった事をここにお詫び申し上げる。
カメラ:HTC ISW13HT